野球肘
2023/01/25
よく耳にする野球肘
野球をしている小学生〜高校生によく発生するスポーツ外傷
こんにちは!
ありのみ整骨院です!
突然ですが、あなたは運動したことがありますか?
ほとんどの人が少なくとも学校の体育などで陸上競技や球技などを経験しているかと思います。
部活動でめちゃくちゃ頑張ってた!という方や、ゴルフを始めた時は猛練習した!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その時、体のどこかを痛めたことはありませんか?
運動やスポーツによって負担がかかりやすい箇所やケガをしやすい箇所は様々です。
特に肘には色々な障害が発生します。
特定のスポーツで多いケガはそのスポーツの名前がつきます。
例えば、野球肘、テニス肘、ゴルフ肘など一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
その中でも、今回は特に肘を痛めやすいスポーツとして、野球肘について述べていきます!
野球肘
ボールを投げる動作は、単なる肘の曲げ伸ばしだけでなく、ひねりの動作も加わり、肘の関節に強いストレスが加わります。
さらに成長期は関節軟骨や筋肉、骨は未熟で弱く、この時期に上記のような動作を繰り返すと骨がやや変形したまま成長したり、筋肉が骨を引っ張り骨の一部が剥がれたりします。
痛みなどの自覚症状がないまま成長が進み、やがて痛みがでた時には骨が変形したまま硬くなり始めていることもあるので、注意が必要です。
①年齢との関係
野球肘の発生する年齢は、肘に成長軟骨が出現する小学校高学年が最も多く、次いで中学生、高校生の順です。
※成人になってからの、過度な投球動作の反復で発生することもあります。
②症状
投球時や投球後の痛みが主な症状です。
投げ込んでいくうちに痛みが強くなってしまうこともあります。
主に痛みを感じる部位は、肘の内側(内側上顆―ないそくじょうか、 外側部の痛み)です。
投球動作をおこなわなければ数日で痛みがやわらぐ事がありますが、完治していないまま再度投球動作を繰り返すと痛みは再発してしまいます。
③原因
ほとんどがオーバーユース(使いすぎ)です!
成長期は骨軟骨や筋肉が繰り返しの刺激に弱く、投球技術の未熟さも関係し、悪くなっていくと考えられます。
特に変化球を投げる時はねじれの力がより大きくなり、肘への負担がかなり強くなります。
少年野球で変化球を禁止させるのは未熟な体に強い負担をかけないようにするためなのです!
④治療
主な治療法として、骨に異常がない場合は肘の内側についている、ボールを握る際に使用する筋肉(手関節屈筋群)をほぐしてあげることが有効とされています。
そうすることで肘の内側の骨を引っ張るストレスが減り、痛みの軽減に繋がります。
もちろん、大前提として安静にすることが大切です。
治療をしていても投球動作を続けていると、良くて症状の軽減や現状維持といった結果にとどまることが多くあります。
子供は特に成長速度の違いや、痛くなった状況によっても症状が異なる場合があるので、その時は整骨院や治療院でみてもらい、本人の状態と症状にあった治療を受けて頂くことがオススメです!
もし子供さんが野球をしていて「肘が痛い時がある」と言い出したら、お気軽に当院にご連絡ください!
早めに処置をすることで子供さんもより楽しく野球ができるかもしれませんね♪
ご来院をお待ちしております。