スポーツをする子供によくあるオスグッドとは
2023/10/01
オスグッドとは
『オスグッド』という病気を聞いたことはありますか?
正式名称をオスグッド・シュラッター病といいます。
特に発育期の子供に多い病気で、膝の下にある骨の一部分が盛り上がり、痛みを発症します。
ご自身が子供の頃に経験した、もしくはお子さんがこの症状で悩んでいることがあれば、オスグッドを聞いたことがあるかもしれません。
では、オスグッドとはどういう病気なのかをお話していこうと思います。
【原因は何か?】
原因は多くの場合、対照的である未発達の骨と強い筋力にあります。
小学生~中学生の子供たちは成長期と呼ばれる段階に入ります。
成長が終了するまでは骨は発育途中であり、骨の一部は伸びる余地を残しているため、耐久性が低いような状態です。
しかし、筋肉も体の成長とともに力が強くなります。
特に子供が熱心にスポーツに取り組み始めるのもこの時期で、『走る、跳ぶ、蹴る』を動作を繰り返しおこないます。
そのような動作でよく使う筋肉が、大腿四頭筋なのです。
【治療法】
一般的には保存療法になります。
このような痛みが出てしまうと、施術して今すぐに痛みがゼロになるような治療法はありません。
①大腿四頭筋の緊張を緩める
②運動後に患部を冷やしたり安静にする
③骨の成長を待つ
といった方法になります。
ですので、このような状態になる前に、日々ストレッチで大腿四頭筋を伸ばしたり、ほぐしておくことが大切です。
とはいえ、運動の強度によってはどれだけメンテナンスをしていても症状が出てしまう子供もいます。
やりたくても出来ない、というのは本人ももちろんつらいですし、それを見ている親御さんもつらいです。
まずはこういう病気がある、ということを知っておくことが未然に防ぐまたは症状の悪化を防ぐ第一歩だと考えます。
もしお子さんがオスグッドかもしれないと思った際は一度お近くの整骨院にご相談してみてはいかがでしょうか。
院長 永井